- ごこう
- I
ごこう【五光】花札の出来役の一。 松・桜・坊主・桐・雨の二〇点札五枚をそろえた役。IIごこう【五更】(1)一夜を五等分した, 初更(一更)・二更・三更・四更・五更の総称。 また, 一夜。 一晩中。 五夜。
「睡らずして騰騰として~を送る/菅家文草」
→ 更(2){(1)}の第五。 また, 寅(トラ)の刻。 戊夜(ボヤ)。IIIごこう【五港】安政の五か国条約で定められた五つの開港場。 すなわち神奈川・兵庫・長崎・新潟・箱館。IVごこう【五綱】〔仏〕 日蓮宗の教判。 教(教えの内容), 機(教えを受ける人の能力), 時, 国, 序(教えを示す順序)の五つ。Vごこう【五香】(1)〔仏〕 密教で護摩などの儀式に用いる五種の香。 経典や儀式によって組み合わせが変わるが, 沈香(ジンコウ)・栴檀(センダン)・丁子(チヨウジ)・鬱金(ウコン)・竜脳などが主なもの。(2)江戸時代, 小児に与えた胎毒下しの薬。 栴檀・鶏舌・沈水香・丁子香・安息香の五種とするほか諸説ある。VIごこう【呉広】(?-前208) 中国, 秦末の人。 字(アザナ)は叔。 秦朝打倒に陳勝(チンシヨウ)とともに諸将に先がけて挙兵。→ 陳勝VIIごこう【後光】(1)仏や菩薩の背中から放射するといわれる神秘的な光。 仏像などにみられる光背(コウハイ)は, これをかたどったもの。「~がさす」
(2)「御光(ゴコウ)」に同じ。VIIIごこう【御光】グローリーのこと。 見られる場所によって山の御光・海の御光・稲田の御光などと呼ばれる。 後光。 御来迎。 来光。IXごこう【御幸】(天皇の「行幸」に対して)上皇・法皇・女院の外出。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.